会長挨拶

今年度より小田原剣道連盟会長に就任いたしました田口哲朗でございます。
皆様には平素より多大なご協力を賜り心より感謝しております。
小田原城が歴史に登場したのが1417年大森頼春氏が敵を倒したことで拝領上杉禅秀の乱後関東公方足利持氏から領地を拝領した。この時鎌倉幕府は滅亡していました。
大森氏は駿河を領地としていましたが、箱根を超えてこの小田原に城を築きましたのが始まりです。
大正時代以来、柔剣道の稽古場所として愛された文武館こそが、小田原剣道連盟の発祥地となっております。
第二次大戦後、平和の中、市民の向上と心の鍛錬にと小田原剣道協会が発足し
あまたの素晴らしい先輩方々のご尽力で小田原剣道連盟が発展してきました。
 
私が剣道の道に進むことになったことを述べさせて頂きます。
私は熊本県出身で、やはり剣道の盛んなところです。
戦後、シベリア帰りの強い意志の父の影響で、剣道の道を進んできました。
箱根の会社に入って剣道部を作り、箱根・宮城野剣道部で日々仕事が終わって
青少年の指導稽古、自分自身の稽古に励んできました。
剣道を通じ、諸先生、諸先輩のご指導のおかげで50年の素晴らしい道を歩く事が出来ました。心より感謝をするところです。
その長い経験の中で、私の座右の銘に{交剣知愛}という言葉があります。
剣道を続けていくことで、人との輪ができ、そこに信頼、友情、助け合い、何より人を思う思いやりが、生まれて来る言う意味を含めている四字熟語です。
正に私の人生であります。私の人生を方向づけている心の糧となっています。
 
剣は武器として古代より使われていましたが、剣道が今ではスポーツの一つとして世界中に広がっています。
そこには,武芸だけではなく礼儀作法、健康増進、精神鍛錬として発展して来て
いる事が、剣道の大きな意義があると思います。
私たちは、日本の武道として誇りを持つことで、この剣道が更なる発展していくのにも,皆様の多大なるご協力を賜りたく存じます。
今、コロナのオミクロン変異株BA5が新たな猛威を振るっています。
2年間大きな苦難にあってきました、コロナに負けないように互いに注意して
ゆきたいです。
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小田原剣道連盟会長 田口 哲朗

小田原剣道連盟の歩み

昭和27年小田原市剣道協会として発足。
昭和30年足柄上郡、足柄下郡が加わり、小田原地区剣道連盟に改称。
同時に神奈川県剣道連盟に加盟。(会員数約200名)
昭和55年会員数の増加により(約1200名)、南足柄市・足柄下郡が独立。
小田原市剣道連盟に改称。
平成18年足柄下郡剣道連盟と合併し、小田原剣道連盟と改称。
平成30年南足柄市剣道連盟と合併。
(会員数約800名)